Ubuntu14.04LTSのサポート終了も迫ってきておりますので、
Ubuntu16.04LTSでChainerを使えるようにセットアップしました。
sudo do-release-upgrade
というコマンドを打てば、OSのアップグレードは通常問題なく行われます。が、今回はSSDをクリーンにして、そこへUbuntu16.04.5LTSとChainerを導入しました。
**(後日、別のPC2台「1台は1080、もう一台は1080Ti」では、sudo do-release-upgradeを試みました。オプションはすべてデフォルト対応でうまくアップグレードされました。うまくいくかどうかはドライバーのバージョンなどに依存しそうな気もしていますが、do-release-upgradeは超便利なので、とりあえずこっちでやってみて、もしダメならそのとき考えるという方針がいいとおもいます)。
基本的には
「UbuntuにChainerをInstallする(GTX1080)」
と同じやり方です。
変更点や気になったところをいくつか列挙します。
(1)今回は4)~11)は飛ばしてドライバー導入から始めました。今回のPCはマザーのビデオポートがないので、最初からGTX1080にディスプレイが繋がっています。最近のUbuntuには汎用ドライバーが組み込まれているので、もんだいなく画面は映ります。ただし、GTX1080専用のドライバーではありません。人によっては、この汎用ドライバーを使えなくしてから、GTX1080専用のドライバーを導入しているようです(途中X-Windowが使えなくなるかもです)。今回は邪魔くさいので、汎用ドライバーはキルしていません。
(2)Nvidiaドライバーは、この時点(2018年12月12日)での最新は415でしたので、nvidia-415をいれましたが、CUDA Toolkit(バージョン10)を入れた時点で410にダウングレードされました。ここでnvidia-smiを実行しますと、Driver/Library version mismatchエラーがでます。前回はドライバーバージョンを再び無理無理上げましたが、今回はそのままリブートしました(リブート前に念のため415は手動でも削除)。リブートしてnvidia-smiを実行すると410で動いているのが確認されました。
(3)sudo apt-get install cudaのあと、apt-keyの設定をコマンド上で指示されていたので、指示通りに設定しました。
(4)パスを通した後、apt系、pip系のインストールをしました(可能な限りたくさん)。前回やりませんでしたが、今回はsudo pip install chainerの前に、sudo pip install cupyを手動で行いました(インストールに結構時間がかかります)。
(5)本質的なことではないのですが、この時点でpipはバージョン8です。最新はバージョン18(番号デカい!)ですので、「バージョンアップよろしく」というメッセージがpipをつかうたびにでますが、これは無視しました。再帰的なバージョンアップは好ましくないとおもいます。pipはもともとaptで導入したので、aptでアップグレードしたほうがいいので、apt側の対応を待ちます。
Chainerは、まだ18.04LTSはリコメンドしていませんでの、この状態がいまのところベストかとおもいます。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
Llama3をUbuntuで動かしてみる
わたしたちのラボでは、GPT-3などLLMを使った心理実験を試みています。以下の実験では色の連想をAIとヒトを比較し、その起源を探っています。 Origin of the ease of association of color names: Comparison between...
-
【「いま」の定義:2023年1月】 以下は、OMENのRTX3090(注:45Lではないやつ=45Lはすこし厄介です)をセットアップしていますが、どのような機種でも基本は同じです(RTX-A6000 やA100など)。UBUNTUは、20.041ltsか22.04ltsの2択です...
-
頂いた画像セットがWindowsでは読めるのに Ubuntuでは読めなかった。 Mac系フォルダーが同梱されているのでMacで作ったものらしい。 Ubuntuで読もうとすると、 Could not load image '34.jpg'. Er...
-
LINUX MINTが人気です。 本家UBUNTUと比べてかなり軽く、しかもWINDOWSと似たUIが使いやすいです。 古いマシンでテストしたところ、ディスプレイ表示のために使われるメモリーが三分の一くらいになっていました(300メガ強が100メガ弱に!)。 特に、特定の目的に特...
0 件のコメント:
コメントを投稿