2018年12月12日水曜日

Ubuntu16.04LTSにChainerをInstallする(GTX1080 & GTX1080Ti)

Ubuntu14.04LTSのサポート終了も迫ってきておりますので、
Ubuntu16.04LTSでChainerを使えるようにセットアップしました。

sudo do-release-upgrade

というコマンドを打てば、OSのアップグレードは通常問題なく行われます。が、今回はSSDをクリーンにして、そこへUbuntu16.04.5LTSとChainerを導入しました。
**(後日、別のPC2台「1台は1080、もう一台は1080Ti」では、sudo do-release-upgradeを試みました。オプションはすべてデフォルト対応でうまくアップグレードされました。うまくいくかどうかはドライバーのバージョンなどに依存しそうな気もしていますが、do-release-upgradeは超便利なので、とりあえずこっちでやってみて、もしダメならそのとき考えるという方針がいいとおもいます)。

基本的には
UbuntuにChainerをInstallする(GTX1080)
と同じやり方です。

変更点や気になったところをいくつか列挙します。

(1)今回は4)~11)は飛ばしてドライバー導入から始めました。今回のPCはマザーのビデオポートがないので、最初からGTX1080にディスプレイが繋がっています。最近のUbuntuには汎用ドライバーが組み込まれているので、もんだいなく画面は映ります。ただし、GTX1080専用のドライバーではありません。人によっては、この汎用ドライバーを使えなくしてから、GTX1080専用のドライバーを導入しているようです(途中X-Windowが使えなくなるかもです)。今回は邪魔くさいので、汎用ドライバーはキルしていません。

(2)Nvidiaドライバーは、この時点(2018年12月12日)での最新は415でしたので、nvidia-415をいれましたが、CUDA Toolkit(バージョン10)を入れた時点で410にダウングレードされました。ここでnvidia-smiを実行しますと、Driver/Library version mismatchエラーがでます。前回はドライバーバージョンを再び無理無理上げましたが、今回はそのままリブートしました(リブート前に念のため415は手動でも削除)。リブートしてnvidia-smiを実行すると410で動いているのが確認されました。

(3)sudo apt-get install cudaのあと、apt-keyの設定をコマンド上で指示されていたので、指示通りに設定しました。

(4)パスを通した後、apt系、pip系のインストールをしました(可能な限りたくさん)。前回やりませんでしたが、今回はsudo pip install chainerの前に、sudo pip install cupyを手動で行いました(インストールに結構時間がかかります)。

(5)本質的なことではないのですが、この時点でpipはバージョン8です。最新はバージョン18(番号デカい!)ですので、「バージョンアップよろしく」というメッセージがpipをつかうたびにでますが、これは無視しました。再帰的なバージョンアップは好ましくないとおもいます。pipはもともとaptで導入したので、aptでアップグレードしたほうがいいので、apt側の対応を待ちます。

Chainerは、まだ18.04LTSはリコメンドしていませんでの、この状態がいまのところベストかとおもいます。

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